雑's ニュース なんでも書く

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「19」岩瀬敬吾が作る奥深い音楽 透明感のある優しい歌声

時代を代表する男性デュオは常に存在してきた。20世紀から21世紀の変わり目に「ゆず」とともに君臨してたのは、人気絶頂の2002年に解散した「19」だった。

音楽バラエティー番組「ユメルのモナリザラウンジ」(MUSIC BIRDほか全国コミュニティーFM、日曜深夜24時~)の8/16のゲストは「19」の岩瀬敬吾さん(「19」の頃はイワセケイゴさん)。

岩瀬さんは新型コロナで予定していたツアーが中止になり、「17LIVE」で毎日のように配信を行っているそうだ。「19holiday」と題して自身が手掛けた作品を中心に「19」時代の曲を披露したことが話題になった。

リリースしたシングルはもれなくチャート上位に入り、人気絶頂だった2002年に「19」は解散。岩瀬さんはソロミュージシャンとして活動を続け、フォークにとどまらない奥のある音楽性を深化させている。番組でオンエアされた2曲を紹介したい。

象になった君の夢

2014年11月に5年半ぶりにリリースされた6曲入りミニアルバム「象になった君の夢」の表題曲。北欧民謡を思わせるゆったりとしたドラムに乗せて、透明感のある優しい歌声を響かせる。

ジャケットの象が可愛らしい。ちぎり絵のように細かく切った折り紙を貼り付けたカラフルな横顔は、2人の娘さんの手によるもの。岩瀬さんは「報酬はオレンジジュースとクッキー」と冗談を交えて明かす。

象は優しさの象徴。リリースは3番目の子供になる長男が生まれた時期に重なるという。家族を大切にする岩瀬さんの愛情が感じられ、ほっこりする一曲だ。

subway

2008年4月にリリースされた4枚目のアルバム「明日の出来事」に収録。7分を超す大作でありながらグイグイと引き込まれ、地下鉄という閉じられた空間らしい雑踏の雰囲気が浸み込んでくる。

地下鉄に乗るとなぜか懐かしい。胎内回帰にも連想がつながる神秘的空間だからか。新型コロナで失われたありふれた日常が実はとてつもなく貴重だったことがしみじみと思い起こされる。名曲。

岩瀬さんのソロワークをあらためて聴くと、相方の岡平健治さんとの音楽性の違いは明らかで、いずれは解散する運命だったのだろうな。岩瀬さんは8/23のオンエアにも出演。「19」解散の理由などについて語る。ファン必聴です。

「ユメルのモナリザラウンジ」は1960~90年代のJ-POPを中心にした音楽バラエティー番組。シンガーソングライターの茜沢ユメルがメインパーソナリティーを務め、毎週日曜深夜24時からTOKYO FMグループの音楽専門衛星放送「MUSIC BIRD」のほか全国100局超のコミュニティーFMでオンエアされている。

MUSIC BIRDの番組公式ページ放送局一覧