雑's ニュース なんでも書く

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茜沢ユメルが聴きたい「雨ソング」3選

音楽バラエティー番組「ユメルのモナリザラウンジ」(MUSIC BIRDほか、日曜深夜24時~)。6/28は雨ソング特集と題してパーソナリティーのシンガーソングライター、茜沢ユメルさんがセレクトした3曲をオンエアした。

雨やどり

結婚、誕生、出立…。さだまさしさんが作る家族の歌は本当に胸に染みる。この価値観を共有できる者同士なら、必ず幸せな家庭を築けると思う。

雨やどりで出会った男性との再会を神様に祈り、結婚できたことを感謝する。人生の岐路に立ったとき、遥か先を見据えて決断せねば。刹那主義よくない。

さださんの歌をじっくり聴くようになったのは割りと最近のこと。教訓がたくさん詰まった素晴らしい曲の数々を早いうちからもっともっと聴いておけばよかったな。

雨のリゾート

松田聖子さんの4thアルバム「風立ちぬ」(1981年)に収録されている隠れた名曲の一つ。作曲は稀代のメロディーメーカー、杉真理さん。

和製ポール・マッカートニーとも呼ばれる杉さんらしい、屈託のない明るいメロディーをアイドル時代の全盛期をまもなく迎える聖子ちゃんが歌い上げる。

せっかくのドライブデートに雨が降ってしまい、ご機嫌斜めなはずなのにそれでも可愛い聖子ちゃん。さすがっ!

風立ちぬ」といえば、大瀧詠一さんがA面を全て作曲。二人は「NIAGARA TRIANGLE Vol.2」(1982年)の前にこんなところでも競作していたのだな。

杉さんは昨年2月に40周年記念アルバム「Music Life」をリリース。「ユメルのモナリザラウンジ」にゲスト出演し制作秘話を披露している。

▼こちらで聴くことができます

雨音はショパンの調べ

欧州で大ヒットしたイタリアのガゼボさんの「I Like Chopin」を小林麻美さんがカバー。日本語詞はユーミンこと松任谷由実さん。

フラれた男性視点のウジウジした原詞に対し、女性視点に立った訳詞は凄みを増している。雨音をショパンの調べに例えているのもユーミンのオリジナルだろう。

「I Like Chopin」のフレーズは「止めて、あのショパン」「やめて、そのショパン」。雨音でショパンを連想し、過去の許されざる恋に思いを馳せているように思える。

怨念か、決別か――。いずれにせよ、モデルでもある小林さんの気だるい声にぴったりとハマっていた。

「ユメルのモナリザラウンジ」は1960~90年代のJ-POPを中心にした音楽バラエティー番組。シンガーソングライターの茜沢ユメルがメインパーソナリティーを務め、毎週日曜深夜24時からTOKYO FMグループの音楽専門衛星放送「MUSIC BIRD」のほか全国100局超のコミュニティーFMでオンエアされている。