ブログ運営は農業と似ている? 情弱アラフィフが数字に右往左往…
高齢化が進む農家とアラフィフになったブロガーの置かれている状況が意外と似ている。会社を辞めて実家の米農家を継いだ先輩と久しぶりに再会。意気投合してしまった。
スマート農業、現場では
スマート農業とかアグリテックと呼ばれるITCを活用した最先端農業。高齢化が進む日本の農業の救世主になると期待されているが、システム開発者と農家の間には温度差があるそうだ。
先輩は水田のモニタリングサービスを例に挙げる。センサーを設置することで、水位をはじめ水温、水質、気温、風力、風向き、日照時間など膨大な量の情報が送られてくるという。
土地が限られている日本では所有する水田が分散しているケースが多いため、大幅な省力化につながるはずだった。ところがこれまで毎日見回って経験と勘で水位を調節してきたベテラン農家ほど困惑。膨大な量の数字の羅列では水田の状況がイメージできないとか。
水位が減れば自動で水門を開閉してくれるにも関わらず、変わり続ける数字を見ているうちに水田の様子が気になって結局見回りに出掛けてしまう。
先輩は「システム開発者はできるだけ多くのデータを送ることがサービスだと思っているけれど、そこまで求めていない」と愚痴り、「会社員ならとっくに退職してる年齢でリテラシーを求める方が無理な話」と溜め息をつく。
数字に右往左往する毎日
何かに似てるなと思いながら話を聞いていたのだが、ステイホームを機にブログを始めた自分のことだった。Google Analytics、アフィリエイトの数字が気になり、ついついチェックしてしまうものの特段有効な手を打てる訳ではない。
そもそも大規模なブログメディアならともかく、エントリーが数日に1本ではサンプルが少なすぎる。ならばエントリーを重ねて感触をつかんでいく、つまりベテラン農家のように経験を重ねて勘に頼る方が近道の気がする。
毎日送られてくる膨大な量の数字を眺めているよりも、水田を見回るように書きたくなることを探している方がよっぽど有益な気がするし楽しいよなぁ。
農家もブロガーも高齢化
平均年齢が60代後半という農家ほど極端じゃなくても、SNSの走りとも言えるブログ開設者の高齢化も相当進んでいるに違いない。
ブログ→ツイッター→フェイスブック→インスタグラム→ティクトックの順に若年化すると共にITリテラシーは高まっていそう。
アクセスアップ、ひいてはアフィリエイトによる収入アップにつながるとしてGoogle Analyticsをはじめとする解析ツールやSNSの活用が盛んに推奨されている。
どうせブログをやるならとついつい欲張ってしまうけど時間の無駄かも?
成果を出している人もいる中、自らの低知識、低スキルを棚に上げて愚痴るのはみっともないことこの上ないが、大先輩と盛り上がってしまったのでついつい書いてしまった。お目汚し失礼しました。
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そもそも命の根幹に関わる食糧生産と自己満足の垂れ流しブログを同列に並べることも不謹慎だよな、と言いながら気づいてしまった共通点がまだあるので、次の機会に。