懐かしいJ-POPとフワフワ感 FM番組「ユメルのモナリザラウンジ」
1960~90年代の邦楽を中心にした音楽バラエティー番組「ユメルのモナリザラウンジ」が面白い。TOKYO FMグループの音楽専門衛星放送「MUSIC BIRD」で日曜深夜24時から1時間オンエアされている。
パーソナリティーを務めているのはシンガーソングライターの茜沢ユメルさん。茜沢さんがオーナーを務める「モナリザラウンジ」にゲストや常連客が来店するという設定になっている。茜沢さんはピュアボイスと呼ばれる透明感のある声質が持ち味。都内を中心にライブ活動を展開し、徳間ジャパンからCDをリリースしている。
番組は「ユメルのカラフルカフェ」(2011年4月~2012年9月)「茜沢ユメルの光ラウンジ」(2012年10月~2013年3月)を新装開店した形で2013年4月にスタートした。
これまでに山田邦子さん、中西圭三さん、鈴木光司氏(「リング」「らせん」の原作者)、江田五月氏(元法務大臣)らミュージシャンから俳優、お笑いタレント、政治家まで幅広いゲストが出演している。
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価格:1,219円 |
長く続いている人気コーナーが「クイズ!あの頃のメロディー!!」。19○○年のヒット曲と出題範囲を決め、オンエアされた曲のタイトルやアーティスト名をゲストや常連客が言い当てる。ユメルオーナーから「私の母がよく聴いてました」などとあまり参考にならないヒントが出されたり、敗者に無茶ぶりモノマネが命令されたりとほどよいユルユル感を出している。
今年3月から月1回で始まった「國さんの楽屋裏トーク」は、「モナリザラウンジ」のウエイター役の俳優、國崎健一さんが閉店の準備に忙しいオーナーに代わり、酔いの回った常連客を相手にするという設定。國崎さんとつながりのあるタレントがふらりと遊びに来ることもある。
陽光桜の誕生物語を伝えるミニドラマが不定期にオンエアされるが、陽光桜は茜沢さんの曲作りの題材の一つ。戦争中に青年学校で農業の教師をしていた男性が、教え子を戦地に送り出した贖罪と戦死した教え子の供養のため、私財をなげうち25年の歳月をかけて開発したという。
「ユメルのモナリザラウンジ」はMUSIC BIRDのほかに全国100局を超すコミュニティーFMでも放送されている。