雑's ニュース なんでも書く

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「ヱヴァQ」で自粛のもどかしさを再認識する

緊急事態宣言を受けてYouTubeで無料配信された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(2012年)を見た。碇シンジに感情移入した結果、鑑賞後に残ったのは自粛することのもどかしさだ。

待ちに待って映画館を訪れた公開当時。あまりの急展開に冒頭から付いていけず、映像は印象的でも最後まで頭には「?」しか残らなかった。

考察する気すら失せていたが、今回改めて見たことでストーリーがだいぶ整理され、新作が楽しみになった。新型コロナで初めて良いことがあったよ。

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前作の「破」で人類を破滅寸前まで追い込む大失敗をしでかしたシンジ。「Q」では14年ぶりに保護(強奪)されるけれど、かつての仲間からは戦力外の扱い。「なにもしない」ことを求められる。

「嫌だ嫌だ」と言ってたのを無理やりパイロットにさせられ、これまで「逃げちゃダメだ」と頑張ってきた記憶しかないシンジはその立場にこらえきれずに…。

いまの状況に照らし合わせると、医療従事者をはじめインフラに必要な人以外は「なにもしない」のが最良の選択ということなのだろうな。シンジのように衣食住が保証されているならなおさらだ。

あの人もういらね

ところが危機を前に「なにもしないで」いることは、もどかしくもあり精神的に苦しくもある。タレント、スポーツ選手ら影響力のある有名人ほど同様のことを言っていた気がする。

庶民にとって今の「自粛生活」に必要なものは、じっとしてても焦らずにすむ「補償」と安心して任せることができる「指導者」だよ。自粛警察なんて変な正義厨が湧いてくるのは不安でいっぱいだから。

最後に言ってしまえ。これまでの失策を認めず「我がクラスター班」とか言って自画自賛しかできない担当大臣なんかもういらね。意地になったようにアベノマスク着け続けてるあの人も。仕方ないよね。

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