雑's ニュース なんでも書く

雑's ニュース なんでも書く

ニュース、映画、音楽、テレビ、ラジオ、本…好きなことを書いていく

今度は「マスク警察」という私刑 なぜ着用義務化できないの

自粛警察に続いて、マスクをしていない人を叱りつける「マスク警察」が出没している。何事も行き過ぎはいけないが、それでもマスクはしてほしい。

f:id:FrayNEWS:20200524204820j:plain

SNSに出てきた新しいキーワードとして、5/22の「とくダネ!」 (フジテレビ系、月~金曜午前8時~)が取り上げている。

「くしゃみしただろ。マスクしてないお前の方が怖い」「警察に通報してやる」。夜のコンビニ前で店員を怒鳴りつける年配の男。隠し撮りした男性は「マスクしてない店員もどうかと思う」としながら、「過剰な反応」と感じたからこそテレビ局に持ち込んだのだろう。

駐車場に車を止めた途端、「マスク、マスク」と30歳前後の女から叱られた男性の話も紹介。男性は「車の中に一人でいるときもマスクする必要あるのか」と憤っていた。

司会の小倉智昭さんは「注意したい気持ちは分かる」とし、コメンテーターで新潮社出版部長の中瀬ゆかりさんは「アフターコロナは寛容さを取り戻す時期」とコメントした。

海外の失敗事例

個人的には、マスクを着けてない人を見れば「移ったらどうする」と腹が立つ。仮に市販品がなくてもハンカチなどで代用可能だ。どうにかできるはず。それでも矛先を向けるのは本人ではなく、着用を義務付けない行政だと考える。

では、なぜ義務化しないか。個人のモラルや相互監視に委ねるだけではリンチを誘発しかねず、あまりにも無責任に見える。 そこで、義務化に失敗した海外の事例を紹介する。

オクラホマ州のとある市では、買い物客などにマスク着用を義務付けたものの、しばらくして「勧告」に緩和することになった。店員への脅迫、暴言が相次いだためだ。

市当局は「反対を唱える人はマスクの着用義務付けを憲法違反と信じているが、裏付けとなる法令や判例はない」とし、「権利をふりかざして他者を危険にさらすことは嘆かわしい」と市民を痛烈に批判した。

届かない布マスク

マスク着用に関して日本で当局が強い対策を取れないのは、アベノマスクや10万円の一律給付金がいまだに配布できていないことと関係している気がする。「持ってない」「買うお金ない」などと言い訳されたら困りそう。

新型コロナ禍までは衛生観念は人それぞれと不潔な行為を看過してきたが、今はご時世を考えて、ハンカチでもタオルでもアイマスクでもパンでもミカンでもいいから口を覆ってほしい。

番組の「マスク警察」の取り上げ方にも不安を感じた。暑かったり不快なことを理由にマスク未着用が増えたらどうしてくれる。緊急事態宣言が解除されても、少しでも安心できる環境を作らなければ、外出も増えないし経済も落ち込んだままだよ。

ワクチンの完成、もしくは特効薬が行き渡るまで、マスク着用の義務化を強く求める。がんばろー、オー! マスク警察よりたち悪いか?

▼ニュースの話

▼音楽の話

映画の話