雑's ニュース なんでも書く

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中国が新型コロナを封じ込めたのは本当だった?

トランプ米大統領が新型コロナウィルスを製造したのは中国・武漢の研究所だとして、責任を追及する構えを見せている。こちらの真偽のほどは知らないが、中国政府が世界への感染拡大を防ぐために力を尽くしたことは間違いないようだ。

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アフリカ南部のザンビア共和国で3月まで医療支援に従事した日本の医学生が、ネットメディア「幻冬舎ゴールドオンライン」に4/18付で「アフリカを襲う『新型コロナ感染爆発』の恐怖…現場からの声」という手記を寄せている。

手記によれば、4/6の時点でアフリカ47カ国では247人が亡くなっている。ウィルスの感染拡大が抑えられているように思えるが、4/18付のニューズウィークは、アフリカで新型コロナ感染により少なくとも30万人が死亡する恐れがあると警告しており、爆発的感染を抑えるのに瀬戸際を迎えているようだ。

欧州・中東経由が大半

WHOは1月末の段階からアフリカ諸国を優先的に支援した。アフリカと中国との行き来は日本人が思っている以上に多い。手記によると、中国資本の会社は10万社、延べ200万人の中国人が生活し、直行便は平均1日8本を超えているという。

しかし、実際に報告されている患者のほとんどが欧州や中東からの帰国者や旅行者だった。ウガンダでは4/6時点で48人の患者が出たが、そのうち、中国関連のケースはたった2件だけという。

1/23の武漢封鎖、1/27の海外への団体旅行の禁止といった中国政府による強硬策が効果を上げていたのだ。現地でも厳しい措置が取られた。同じくアフリカ南部にあるナミビア共和国の中国大使の報道によれば、現地にいた300の中国人を直ちに監視下に置き、2/5には全員帰国させたようだ。

強制ではなく自粛の日本

日本と同様にアフリカでも中国からの第一波は抑え込んだものの、欧州からの第二波に苦しめられている図式が浮かぶ。

国際的に批判を浴びている中国政府の人権意識の低さが感染拡大防止に効果を上げたのは皮肉な話。強制ではなく自粛という一人一人の意識で抑え込もうする日本の運命はいかに。