雑's ニュース なんでも書く

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PCR検査でも不十分?医療現場も警戒している

39県で緊急事態宣言が解除されると共に新型コロナウィルス対策は封じ込めから共生・共存に移った。

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無症状感染者が多数存在することに加えて、新型コロナ感染を調べる決め手となるPCR検査の精度は7割程度とか。2回続けて陰性の結果が出ないと退院できないとはいえ、これって1割くらいは陽性患者を見落とすわけだよね?

新型コロナに感染した匿名の看護師さんが医療ガバナンス学会に投稿し、5/13のメールマガジンに掲載された「コロナ復帰の難しさ」を読むと、医療関係者自身もPCR検査の精度を警戒していることが伝わってくる。

この看護師は2回続けて陰性となり退院したものの、頭痛などの症状が残るため、職場復帰するわけにはいかないと考えた。職場で感染させたら医療崩壊につながるのだから当然だろう。職場も症状がなくなるまで出勤しないよう求めてきたという。

本音と建前

ここで問題になったのは診断書の有無。有給を使い切るので補償を受けるためには「新型コロナの疑いがあるので、症状が出ている間は出勤してはいけない」旨の診断書が必要だったそうだ。

ところが主治医にいくら頼んでも「陰性が2回出てるから新型コロナは治癒した」の一点張りで、希望した診断書は出ない。そしてようやく受けた診察は、防護服と高機能マスクを着けた医師から車の窓越しにというものだった。

新型コロナは治癒したと言いながら、感染の疑いがあるからこその対応だろうと、この看護師は本音と建前を使い分ける医療機関、保健所に憤っている(医師→患者への感染リスクを考えれば、この対応自体は間違いではない気がしないでもない)。医療ガバナンス学会自体がPCR検査実施を推奨していることを割り引いても、ありそうな話だと感じる。

ノーガードも視野?

市中に感染者が出回ることは防ぎようがないならば、無症状や軽症の感染者を増やして集団免疫を狙うノーガード戦法も視野に入ってくるのだろうか。ワクチンも特効薬もない現状では怖さの方が強いけれど。

一方、東京都の死亡者数がコロナ禍にも関わらす、過去4年の平均よりも0.4%減少したとの報道もあった。コロナ禍で衛生観念が変わってよいこともあったと。それでも先の見えない閉じ籠もり生活は終わりにしたい。

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