雑's ニュース なんでも書く

雑's ニュース なんでも書く

ニュース、映画、音楽、テレビ、ラジオ、本…好きなことを書いていく

茜沢ユメル「Stay」を聴く 今こそ胸に染みるメッセージ

都内もだいぶ緩んできたとはいえ、まだまだSTAY HOMEが生活の基本。STAY、そこにとどまれ。シンガーソングライター、茜沢ユメルさんのCDシングル「Stay~さくらの花のように~」(2015年)には強いメッセージが込められている。

Stay~さくらの花のように c/w 夢桜~あなたの希望になる [ 茜沢ユメル ]

価格:1,257円
(2020/5/16 19:18時点)
感想(0件)

「Stay…」は平和のシンボル・陽光桜の誕生秘話をテーマにしている。陽光桜を開発したのは戦時中に青年学校で農業を教えていた教師だ。

戦地に教え子を送り出した贖罪と戦死した教え子の供養のため、私財を投じて25年の歳月をかけて開発したそうだ。バチカン市国をはじめ約5万本が国内外に寄贈されている。

茜沢さんが開発者の子息に直接取材して完成させたのが「Stay…」を含む4曲の陽光シリーズ。陽光桜の誕生物語をスライドショーにした朗読会とセットでミニライブを開いたり、陽光桜をモチーフにしたミステリー映画を自主製作したりと、誕生秘話をエンタメの力で後世に語り継ぐ活動に尽力している。

そこにとどまれ!

茜沢さんは曲中のサビに出てくる「Stay」に「ふるさと」という意味を込めて歌詞を作ったという。それが「そこにとどまれ」という意味を加えたダブルミーニングに変わったのはある政治家との出会いがきっかけだった。

陽光桜の特徴の一つに花を付けている期間がソメイヨシノなどと比べて長いということがある。茜沢さんのラジオ番組にゲスト出演した江田五月さん(法務大臣参議院議長など歴任)は、その理由を次のように語った。

「パッと散るのではなく命を大切にしろ。みっともなくてもそこにしがみつけ。開発者はそのようなメッセージを込めたのではないでしょうか」

パッと散る様子を神風特攻隊に見立てて「桜は潔い花」などともてはやす風潮に、開発者は異を唱えたかったのだと江田さん。その解釈に感銘を受けた茜沢さんは以後、曲紹介のときにそのエピソードを加えるようになった。

コロナ後へ

新型コロナ禍の長期化に伴い、ウィルスとの共存という新たな視点での生活が求められている。やがて自粛を続けることによる経済への悪影響が今以上にクローズアップされるだろう。

家に閉じこもり外食しない生活は非国民扱いされる日が来るかもしれない。確かにパッと散財してくれる人の存在はありがたいけどね。感謝してます。これからもガンガンお願いします。

多くの人は減収につぐ減収。みっともなくても家にこもってまだまだ節約に徹し、ワクチン開発と景気回復を待つときだろう。コロナ後の立て直しへ命もお金も大切にしなきゃ。