雑's ニュース なんでも書く

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記者クラブ不要? 安倍首相 Vs. 山中教授のネット生対談に思う

新型コロナウィルス禍による緊急事態宣言の延長が決まったタイミングで、安倍晋三総理大臣がインターネット番組の生配信でノーベル賞科学者である京都大学山中伸弥教授の質問を受け付けた。

山中教授は、マスクなしでのジョギングの危険性や日本人だけが新型コロナに感染しにくい理由がないことについて、いち早く自らのツールで警鐘を鳴らしていた。「国士」の一人である。

とくにジョギングについては、ラガーマンの山中教授自身が心情的にはアスリート寄りだったかもしれないにも関わらずだ。忖度のないお人柄がしのばれる。

いまさら番組でのやりとりは取り上げないが、視聴したユーザーからは「もっと斬り込んで欲しかった」との声もあった。しかし、それは期待が大きかったことの裏返しと考える。

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番記者と呼ばれる顔見知りが居並ぶ緊急記者会見よりも、安倍氏が神妙な顔をして応対していた。それだけでも十分に価値ある企画だっただろう。

一方、形骸化した記者クラブはますます要らないことを実感する。自称・哀しき庶民の代弁者たるエリート記者たちに説明したという、都合の良いアリバイを権力側が作れるだけだよね。

新型コロナウィルス禍で社会システムがひっくり返るといわれているけれど、記者クラブもなくなるといいな。