雑's ニュース なんでも書く

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路線バスなくなる? コロナ後は弱者が生きづらいか

久々に出掛ける用事があり、夕方前の早い時間に居酒屋へ入った。本当に久しぶりで、少なくとも3月末に外出自粛の要請が出てから初めてになる。

1時間弱いたが広い店内に客は自分を含めて3組6人。店員は厨房とホール一人ずつに絞っていたが、とても利益が出ているようには見えなかった。

緊急事態宣言が発出されて以来、たまに深夜にスーパーへ行くくらいの生活だった。きょうは思ったよりも店が開いてて少しホッとしたのだが、元に戻るのはいつの日になるのやら。

ニュース番組のコメンテーターが「業態転換を進めた企業が残っていく」などと無責任に話すのを見て、不愉快になったことがある。それを思い出して少し気が重くなった。

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ダイヤモンドオンラインで連載している鉄道ジャーナリスト、枝久保達也さんの「緊急事態宣言の延長で差し迫る、『交通崩壊』の危機」という記事(こちらのサイトは一定期間を過ぎると有料になるので興味をもった方はお早めに)。

不要不急の長距離移動を控えたことで、ドル箱の高速バスの乗客が激減し、もともと大きな収益を見込めない路線バスの存続が難しくなると分析している。タクシーも同様という。

バスや鉄道が消えると町の活気も失われる。災害で長く断絶した交通インフラが復旧した際、沿線の住民が涙を流さんばかりに大喜びするのもそのためだ。

前述したコメンテーターのように今回のコロナ禍を「時流に遅れた企業が淘汰される良い機会」とする趣旨の発言を時折見掛ける。冷たすぎるだろう、と心底思う。新型コロナの後、弱者切り捨ての時代がやってくるなんてこと、ないよね。