雑's ニュース なんでも書く

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行き過ぎた「自粛警察」に批判高まる 貼り紙、無言電話も

営業を続ける店舗に貼り紙や電話で抗議する「自粛警察」と呼ばれる動きが広まっている。時短など自治体の要請の範囲内で営業する店舗に対しても行っており、迷惑行為となっている。

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「コドモ アツメルナ オミセ シメロ マスクノムダ」。赤マジックでこう書かれた紙が千葉県の駄菓子屋に貼られていたという。まるで脅迫状のようだ。4/29の「Nスタ」(TBS系、月~金曜午後3時49分~)で伝えている。

店のお婆さんは「子供たちにここだけでも…と思っていたけれど、もう閉めようと」と寂しそうに話す。店の入り口にはポンプ式の消毒液、レジにもアクリル板が置かれていたが、近隣住民の不安が拭えなかった。

創業50年の居酒屋にはシャッターに「この様な事態でまだ営業しますか」と黒マジックで書かれた貼り紙。この店では都の要請に応じて営業時間を午後8時までに短縮している。

店主が「信念をもって営業を継続してまいります」などと書いた紙を貼り返したところ、翌日にはその文字をバッテンで上書きし、「バカ」と大書してきた。取材の間には抗議電話や無言電話もあった。

小木さん「映像をSNSに」

「バイキング」(フジテレビ系、月~金曜午前11時55分~)でも4/29の放送で自粛警察を取り上げている。

東京・高円寺のライブハウスでも「警察呼びます 近所の人」の貼り紙が。ライブを中止したアーティストのライブを無観客で配信していた後に抗議を受けたという。

司会の坂上忍さんは「怒りの矛先はそこではない」と苦言を呈し、コメンテーターの小木博明さんは「シャッターに貼っている映像をSNSに」と対策を提言していた。

茂木さんは矛盾指摘

脳科学者の茂木健一郎さんはツイッターで4/28に「自粛警察がトレンド入りしているけれど、とても良くない」と問題提起した。

「それぞれの人が自分の良識と判断で行動することを前提にしないと、住みづらい不自由な世の中になってしまう」と密告社会の到来を危惧するかのような警句も。

貼り紙する人に対しては「営業中の店や他県ナンバーの車に紙を張ったりするために歩き回ること自体が変」と疑問を呈し、「自分たちが自粛していない」と矛盾を指摘した。