雑's ニュース なんでも書く

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「金田一耕助の冒険」に"鳥居みゆき"を見つけた

金田一耕助といえば古谷一行さんの世代だ。その本家ともいえる古谷さんが主演する金田一耕助のパロディー映画が存在した。

つくづくバカバカしい映画が好きなんだなぁ。分かる奴だけ分かればいい、という宮藤官九郎さんのようなギャグが散りばめられている。結果として意味不明なシーンが山ほど出てくるのだが、それはそれで爆笑できるから不思議だ。

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大林宣彦監督の「金田一耕助の冒険」(1979年)を初めて見た。角川映画金田一シリーズといえばCMがバンバン流れ、テレビで何度も放映されていそうなものだけど、今まで見落としてきたなんて、よほど冷遇されてきたに違いない。

「HOUSE ハウス」(1977年)と「ねらわれた学園」(1980年)の間にある初期の大林作品の一つだがシュールさは群を抜いている。奇才、異能、革命児などの呼び名がぴったりハマっていたと思う。

横溝正史さんの原作はもとより、古くは片岡知恵蔵さん、石坂浩二さんが映画で主演して人気を博した金田一シリーズ。この作品では小説、映画、最近ではテレビにまで進出した少し軽薄な「タレント探偵」として金田一耕助が登場する。

しかも演じているのはテレビシリーズでお馴染みの古谷さん。この設定だけでもうたまらん。笑いが止まらない。

初見でも古い映画には思わぬ発見がある。大好きな女性芸人の一人、鳥居みゆきさんが出ていたのだ。正確には原型と思える女優がいたのだ。

本来の意味で才色兼備の芸人といえば、鳥居さん以外には存在しない。モデル並みの容姿と色気に頼らない不条理ギャグとの両立は奇跡としか言いようがない。

デジャビュが解決

ヒット・エンド・ラ~ンのネタを初めて見たとき、なぜか懐かしい感じがしたのだが、ゆったりとした独特な語り口に吉田日出子さんを重ねていたのだなぁ。

吉田さんは子供の頃に見ていた「カリキュラマシーン」にも出ていたので、その記憶が残っていたのだろう。あのときのデジャビュが解決してスッキリした。

ほかにも後に松田優作さんと結婚する美由紀さんが旧姓で出演していたり、カメオ出演している大物が多数と見どころはたくさん。ま、分かる人だけ分かればいいんだけどね。

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